冬支度

お題「冬支度」

 このお題は、北海道など北国に住む者には、時期が合わないというか、遅すぎ

今更という感が強い。

 昔の北海道の冬支度は、薪を買って、適度な大きさに切って、家の周りに井桁に組んで積み上げて、冬の燃料準備をすることから始まった。この薪を運んだのが馬車だったので、馬糞が大量に残され、それが春先に雪解け後の街路で春一番に舞ったものだが、これを称して「馬糞風」と言った。

その後は、石炭を大量に買って、我が家の場合は玄関に掘った地下室に貯蔵することから始まったものだ。

各家庭から出された石炭殻(灰)は、雪道の転倒防止には役立ったが、これも春先になり雪が溶けると、街中春一番に舞いあがったものだ。

 今でも北海道の企業では、石炭手当(燃料手当)というものが支給され、公務員等には寒冷地手当が10月や11月に支給される。額は採用時期や世帯区分により異なる。

                                 CYA