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家族からの度重なる要請にも「そんなものはいらない」と言って拒否し続けていたが、
夕方のビルに一人閉じ込められたある日から、とうとうPHSを持たされることになった。
かなり大きくて電話などというものではなく、まさしく無線機を持たされている気分だった。それ以来結局いわゆるガラケーから、スマートフォンまで数社の数機種の携帯を持ち歩くようになってしまった。
確かに便利なことは認めるが、通信費が高いのには耐えがたいものがある。
まして大手キャリアが全社横並びの料金体系を提示するのに公正取引委員会が沈黙しているのは、どうにも納得できない。
いずれ格安SIMや格安携帯利用者が大勢を占めるようになって、まっとうな料金体系になるのだろうが・・・。