ずいぶん昔、おそらく30年位前の話だが、島牧村へ行こうと思い、家族連れで国道229号で海外線を進み、古平町、積丹町を通り神恵内(かもえない)村に出たところで、「この道をまっすぐ行くと寿都(すっつ)に出ますか?」と聞いたら、「まっすぐ行ったら海におちるべ」ということだったので、進路を変更してひたすら走ると、寂しい山道に入ったが、このあたりの地理をよく知らないまま、ひたすら登って行くと頂上らしいところに出た。

 急に視界が広がり、明るく、まるで写真や映画で見たヨーロッパのアルプスやスイスのような風景が眼下に広がり、対向車もない広い下りの舗装道路を周りの景色を堪能しながらひたすら下った。

 本当に感激した。ぜひもう一度行きたいと思い、地元の人にそこがどこなのかと尋ねると「当丸峠」だという。そして、あそこは事故の多いところだからあまり行かない方が良いと言い、いろいろ気味の悪い話を教えてくれた。

(どんな話だったかは、「当丸峠」で検索して見てください。)