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不思議なお題だ。一体ぜんたい梅について何が書けるだろうか?
子供の頃梅の木に登って遊んだ。しかし梅の木には見るからに毒々しい毛虫がいて、刺されるとひどく痛かった。おまけに木には棘もあって、うっかりすると手や体のあちこちを刺されたり引っ掻かれることもあり、木登りに適した木ではなかった。
梅の実は完熟すると杏ほどではないが、それなりに食べられるものだった。
梅漬け、梅干し、ジャムなど食べ方もいろいろある。
近年、子供の頃育った村の田や畑が耕作放棄され、一面梅林になったと聞くが、一体梅の実にそんなに需要があるのだろうか?こまめに手入れしなければ病害虫にすぐやられそうな気がするし、収穫時期には人手が足りなさそうだし、それでも畑作よりは手がかからないのだろうか。