2017-02-26 ■ お題「冬の朝」 少年の頃、牛乳配達の手伝い(アルバイト)をしていたことがある。 冬の朝早く橇に積んだ牛乳をお客さんの玄関に運び、空き瓶を下げてくるのだが、 (昔は牛乳パックが無かった。ガラスの瓶に入れていて、瓶は再利用されていた。) 配達する新鮮な牛乳を玄関に置いた後、空瓶の中に指を入れて、二三本まとめて運ぶのだが、牛乳の脂肪分のせいで、ぬるぬるして滑りやすい。落とさないよう注意して走って橇まで持ち帰る。 中には、瓶をきれいに洗っておいて返してくれるお客さんもいた。 うれしかった。